青葉フードシェアネットワーク 〜2021年度を振り返る〜

3月22日は、2021年度最後となるフードシェア*いちがおの分け合い会でした。
昨年度は、1,873.4キロの食品が寄せられ、フードバンクかながわからの寄贈食品も併せて、2,621キロの食品を、のべ471世帯、1467人の皆さんと分け合ったことに!
一NPOだけではここまで活動を広げることはできませんでしたが、「青葉フードシェアネットワーク」に集う仲間、共感を寄せてくださった方たちの力でいろんな繋がりが生まれています。

青葉フードシェアネットワークには、生活協同組合や、子育てや介護といった福祉事業、コミュニテイカフェ、やチャリティショップなど、青葉区に活動拠点を持ち、それぞれの事業を通してまちづくりを進めてきた団体が参加しています。食を入り口に、福祉的なサポートや衣類や生活用品の提供などそれぞれのフォールドで繋がることも大事にしたいと思っています。

そうは言っても、わたしたちにできることにも限界はあります。
活動を始めてみると、公的な支援は未だ十分とは言えず、どうも、必要な人に情報が届いていなさそう…そんなことも、あらためて気づかされました。そこで、昨年は、かながわ生き活き市民基金の助成を活用して青葉フードシェアネットワークのHPを立ち上げました。
そこでは、自分たちの活動だけでなく、地域で展開されるフードシェアの情報を集めて公開しています。
身近な地域の取り組みを聴くそのプロセスで、新たな地域連携も生まれます。

例えば、we21ジャパン青葉は、年に一度、フードドライブを実施していましたが、私たちのヒアリングをきっかけに常設のフードドライブに取り組む団体として青葉フードシェアネットワークに参加することとなりました。
プロジェクトには、青葉区以外に都筑区、港北区、泉区などからも参加もあります。参加したメンバーは、各区の様々なフードシェアの活動に触れ、自分の身近な地域でもフードドライブ活動をはじめたりと、ネットワークは広がりつつあります。
フードシェア・都筑も、こうしたプロジェクトに参加する方たちが始めた活動です。

というわけで、特に新しいことはやっていないの青葉フードシェアネットワークですが、活動のベースにそれぞれが地域で培ってきた信頼関係があったことは間違いと思います。
この活動をさらに地域にひらいていくことを意識して、ネットワークし経験を重ね合いながら進んでいきたいと思ってます。