それしかないわけないでしょう
気がつけば、NPOの法人総会から、ひと月が過ぎていた。
年度末に立て続けに発生した事案は、なかなかにしんどいケースで、その経験を問い続けるうちにあっという間に時間が過ぎていってしまいます。
そんなバタバタした時期ではあったけど、時間を作って長野まででかけてきました。「りんごかもしれない」でお馴染みの絵本作家ヨシタケシンスケかもしれない展を観るために。
会場には、ヨシタケさんの想像の源、日々描きためてきたスケッチ2500枚が壁一面に展示されていて、「かもしれない」ことを想像してわくわくしたり、くすっとなったり、深い考察にハッとさせられたり。
「それしかないわけないでしょう」は、私たち大人に向けた「あなたは、子どもにどんな未来を伝えるの?」というメッセージが詰まってたんだなって気付かされたり。
(横浜でもシタケシンスケかもしれない展、観られそうです。お勧めです。)
刺激的な空間の経験からか、総会のご挨拶では、「ピッピ親子サポートネットの設立から20年が経過して、わたしの周りから「かもしれないが」だんだん少なくなって「それしかない」が増えてたのではないでしょうか?「現場のことは、わたしたちが一番解ってます」なんて、ちょっとつまらない大人になりかけているのではないでしょうか。」などと口走って、癪に触った人もおられたかも知れない。
しかし、しかし、面白がれる自分でいたいし、どうしたら面白くできるのかを考えるとアイディアはわいてくるもんですね。
20年目の節目の年を、私たちらしく表現することにチャレンジしたいと思ってます。一つ一つの現場が開かれた存在で、社会につながっていることを常に意識して。