生活者の声が響く国政をめざします

 新しい年、チャレンジの年を迎えました。
 私、昨年12月に、立憲民主党より公認を得て、次期参議院選挙全国比例区にチャレンジすることを決めました。

横浜市議、神奈川県議としての活動から
 私は、ローカルパーティ神奈川ネットワーク運動に参加し、2003年、2007年に横浜市会へ、2011年には神奈川県議会へ送っていただき地方議会議員として活動しました。
 2002年夏、私は初めて駅頭に立ち、「右肩上がりの経済成長が期待できない今、お互いさまの関係で支え、支えられる新しい関係をつくること、その実践から制度をつくり・変える、そういう政治が必要です」と訴えたことを鮮明に覚えています。
 そうした想いを持って、16年にわたり地域で市民事業を起し、たくさんのワーカーズやNPOの仲間と出会い、繋がり、多様性を認め合いながら活動を進めてきました。サービスを拡げ、地域の経済や雇用とともに連帯をつくり出すことに努力する中で、めざすべきは市民社会を強くする政治であると確信しました。

 特に、保育現場の仲間と取り組んだ「一時保育」の制度化の運動は、市民政治の可能性を実感するものでした。20年ほど前、理由を問わず預かる地域の保育室にはたくさんのニーズが寄せられていました。今でこそ、ワンオペ育児やアウェイ育児がもたらす子育ての孤立化をサポートする必要性への理解が広がっていますが、働いていても・いなくても預かる一時保育の必要性はなかなか理解されませんでした。そのため、多くの調査と市民政策提案を重ねていくしかありませんでした。
 障害児の放課後の過ごしや、養護学校の問題、介護ヘルパーの人材確保、就労支援、情報公開や行政改革と、政策制度をつくり・変える運動は、いつも生活者の声から始まりました。そこには、新しい発見や自由で柔軟な発想と実践がありました。その力を政治に繋ぎたいと強く思います。

国政へのチャレンジ
 2016年、神奈川ネットワーク運動を始めとする全国のローカルパーティが参加する「全国市民政治ネットワーク」は、地域の声、生活者の声を届けるために参議院選挙全国比例区に挑戦した大河原まさこさん(元東京生活者ネット都議)を推薦し、ともに活動を進めました。残念ながら議席を得ることはできませんでしたが、2017年、立憲民主党の結党に参加した大河原まさこさんが衆議院選挙で議席を得て以来、地方議員年金の廃止に向けたロビー活動や、エネルギー政策や介護保険制度、「香害」に関わる院内集会の開催など、地域・現場の声を届ける様々なアクションを展開してきました。

 現政権の下で進む権力の集中は忖度を呼び、高まる同調圧力のもとあちこちで自己責任が吹聴される生きづらい社会となっています。人々の働き・暮らしににも様々な歪みを生じさせています。7人に1人の子どもが貧困状態にあり、働きたくても働けない、働き続けられない若者の課題や、「8050問題」など高齢家族にも困難な未来が予想されています。
 第4次安倍内閣が発足し「国難とも呼ぶべき少子高齢化に真正面から立ち向かう」とされたものの、幼児教育無償化の議論は迷走し、介護の社会化も後退を続けています。
こうした状況に対し、あらためて地域・現場から声をあげて行くことが必要です。

 私はロカール(地方政治)とナショナル(国政)をつなぐ役割を担い 生活者の声が響く国政をめざします。
皆さんと一緒に「一票の力で社会を変えるチャレンジ」を進めていければ幸いです。