動き始めた「北部地域若者支援連絡会」
10月27日に北部ユースプラザで北部地域若者支援連絡会が開催され、私もピッピ親子サポートネットのメンバーとして参加しました。
2010年「子ども・若者育成支援推進法」が施行された年に、横浜市は全国に先駆けて「子ども・ 若者支援地域協議会」を設置しています。昨年度の協議会では「地域ユースプラザ地域連絡会の発展」と言うテーマも議論されており、今後の展開に期待を持って参加しました。
北部連絡会には、青葉、都筑、港北、緑区で子ども・若者支援を行うNPOや社会福祉協議会、地域ケアプラザ、そして地域ユースプラザ、市や区の担当職員も参加、インクルージョンネットかながわの代表理事鈴木晶子さんのお話とグループワークで活動共有の時間を持ちました。
鈴木さんのお話では、不利が蓄積されライフチャンスの制約を受ける子ども・若者の状況を社会の問題として捉える視点を確認しました。鈴木さんは『「こまった人」と言われるてしまう人こそ、支援が必要な人」と繰り返しおっしゃいます。積み重なったものをほぐしていくには、長い時間が必要になります。これらは、自らのチームの中でも繰り返し確認すべきことでした。連絡会は、まずは顔を合わせたという段階ですが、経験や知恵に学ぶ機会としたいと思っています。
ピッピは、地域で若者支援を行うNPOから要請を受けて、インフォーマルな就労体験や就労訓練の受け入れを行ってきましたが、常に「これで良いのだろうか」と思い迷うこともあり、横浜サポートステーションにつながりアドバイスをもらうこともありました。
生活困窮者自立支援法のスタートにともない、ピッピは就労訓練事業所として認定も受けました。しかし、全国的に就労訓練の実績が上がらない中、ピッピもまだ受け入れ実績(要請)はありません。ぜひ、区の相談支援員とも意見交換してみたいところです。
この事業の要となる中間組織「横浜市就労訓練事業支援センター」の機能も活用しながら、今後もたくさんのチャンネルを持って実践を重ねていきます。