視察報告:学生参加型の親子交流事業「くららっこ」

倉敷市立短期大学で、岡山県備中県民局が進める「子育てカレッジ」の取り組みについてうかがいました。
子育てカレッジには、安心子ども基金を活用し配置した専任保育士や、保育学科教員、学生実行委員事務局職員が関わっています。保育学科・専攻科の専門性を活かした子育て支援相談や、地域の子育て支援スタッフ向けの専門研修などの事業が実施されています。
校内に学生が参加して実施する親子交流事業の拠点「くららっこ」も開設されています。講義やゼミ活動の場としても活用されており、親子にとっても学生にとっても子育てや学びを支える場となっています。(年間運営費として60万円の補助有り(県1/2・市1/2)2012年利用実績:2000組の親子)

県がコーディネートする「おかやま子育てカレッジ」は11カレッジに広がっています。親子交流事業などの子育て支援事業は、新制度において市町村が実施する事業に位置づけられていますので、今後の市の子ども・子育て会議の議論も注目したいとのことでした。
神奈川においても、地域資源を活用し、市町村を支援しながら重層的に子育て支援ネットワークをつくり・広げる取組みを提案していきたいと思います。