2012年5月5日 安全な未来のために

5月5日、泊原発3号機が停止し、42年ぶりに国内の全ての原発が停止しました。でも、今この時にも被ばく労働が続き、廃炉や解体までには長い道程が続きます。これまで半世紀にわたる原子力政策、被ばくと放射能汚染の現実に目を向け、もう後戻りはしないという決断をすべきと考えます。

もちろん、この夏の電力不足や経済の停滞の危機も言われています。しかし、すでに、日本は人口減社会に突入しています。まずは、縮小社会に見合った省エネルギー・省電力型社会を作る動きを加速させることに最優先で取組まなければなりません。
その上で、安全な未来のために、知恵を出し合いエネルギーシステムを変え、電力会社につながらなくても生きていける社会をめざしたいと思います。

私たちは、以前にも増して情報を手にし繋がり合う時代に生きています。大飯原発の再稼働を急いだ政府にブレーキをかけたのも、世論の力でした。
「エネルギーを変える・社会を変える」可能性に気付いた人々とともに、「隣人の幸福。足ることを知り豊かな人生」を生きるための努力を続けます。