99年:1億5400万円、03年:1億3000万円、07年:8200万円。これは、神奈川県議会の議員控え室の改装にかかる費用です。改選により会派の議員数が変わわるため、四年に一度大きな改装が必要だとのことです。07年についても、当初、1億8000万円の予算が計上されていました。県議会では、「一人18㎡」のルールに則り、会派人数により控え室の線引きをしています。しかし、国会議員の経験がある知事は、「大・中・小と大きさの異なる部屋をいくつも用意し、会派の勢力に応じて部屋数を増減する方法で改装費用が最小限に抑えられているとした。県議会でも、控室の割り振りを面積ではなく、部屋数で行う方法を提案した。」(毎日新聞)そうです。確かに、その方法を試してみてはどうだろうと思います。
結局、神奈川県議会では、今回も壁を移動したり、パーテーションも使って「一人18㎡」を守って改装するそう。ちなみに、横浜市議会は「一人10㎡」で、今回の改装費用は760万円。こちらも、会派の構成が変わったためです。私の部屋も少し広くなると言うことで、「壁を抜きます」と言われていましたが、必要な時に集まれば良いので壁を残してもらいました。
自治法にも条例にも定めのない会派。しかし、県議会でも横浜市会でも、会派を重視した議会運営がなされています。会派とは何ですか?と尋ねられることも多く、私も議員になる前は十分理解できていませんでした。
今後、他の議会の様子も調べてみたいと思います。