24日、荏田南町、柚の木の緑色の家、「くりの木保育室」におじゃまし柳沢悦子さん、治信さんにお話をうかがいました。
くりの木保育室は、親の就労の有無に関わらず誰でも利用できる保育室です。現在は、週2日から5日、1歳から5歳までの21人の子どもたちを受け入れています。学童保育も実施されており、15人の子どもたちが通っています。 98年に開設して以来、スペースや保育士の確保などの問題をクリアしながら、飛び込みのニーズにも応えていらっしゃいました。しかし、公的助成が全く無い中では、できる事とできない事の切り分けも必要になります。一年間の議論を経て、今年から緊急一時の受け入れを行なわないという決断をされたそうですが、本当に苦しい選択だったそうです。
「働いている人と働いていない人、保育園と幼稚園など様々な要素で分断される事も子育てを苦しいものにしている」という柳沢さんは言います。
また、横浜保育室の制度への疑問があげられました。選定基準の明確化、選定過程の公開性を高めることは急務です。横浜保育室は数少ない横浜市独自の子どもに関わる事業です。市の担当者は、認定を受けたとなれば、横浜市が撤退しても事業を継続して行なうべきとしています。では、これまで、認定を受けその後撤退した事業者にどのように対応されてきたのでしょうか。横浜市の責任も問われます。
内部基準「要綱」に基づいて助成を行なうことの限界を明らかにしなくてはならないと思います。