22日、梨花大学にある女性リーダーシップセンターを訪問し、チェ・サンユ委員長、チョ・ヒョン前委員長のお話を伺いました。80年代以降 女性運動の高まりとともに、韓国社会には様々な変化がもたされました。性暴力に対する法律 育児に関する法律 公務員の女性比率を定めた法律など新たな法制度がつくられています。しかし、チョさんは「制度の不備を嘆くだけでなく女性側からの問題提起が必要。でも、制度だけでは生活・文化は変わらない。社会ニーズに適応したリーダーシップとそのための能力開発が必要」と話されました。
リーダーシップセンターは、軍部政権とともにあった家父長制度、戸主制に象徴されるような韓国社会の性差別意識と男性中心の社会からの転換を目指し、女性たちの力でリーダーシップを育てるための教育機関です。
ここには、個人のステップアップのための目的ではなく社会のパラダイム変化を目指す意志ある女性たちが集まっているそうです。
昨年の国政選挙では、リーダーシップセンターの修了生から5人の女性議員が誕生しています。また、39人の女性議員のうち新人議員33人への選挙活動、政治活動、政策形成活動等の支援も行われています。
そして、来年行われる地方選挙に向かって、新たなリーダー教育プログラムが準備されているとのこと。未来に目を向け、次世代のリーダーを育成が進んでいます。ますます韓国の女性たちから目が離せません。