縮少社会に見合った社会システムをつくる

ローカルから市民の政治改革

 10月24、25日の両日、代理人運動交流センターの全国集会に参加しました。「市民統治と身近な政府づくり」をテーマにした分科会では、縮少社会に向かう中、税金セクターから市民セクターへと「公共」の担い手が変わり行く現状と未来について、ガバナンスをどうつくるかといった視点から、江戸川、千葉、福岡、北海道のネットメンバーから報告があり、私も、未来を構想し報告、意見交換をしました。10年後、20年後に青葉区はどんなまちになっているのか考えてみます。こんな感じでしょうか。
『都内に通勤する人が多く住むベッドタウン青葉区。戦後のベビーブーム世代も多い。高齢化率は、すでに3年前の9,8%から11,2%へ上昇し、さらに加速する。サラリーマンのための独身寮は、次々と高齢者施設へと姿を変えた。学校の統廃合に加えて、ケアプラザや特養などの統廃合問題も浮上。田園都市線の通勤電車からは団塊の世代が姿を消すことになる』やはり、今のうちに、助け合うまちをつくっておきたいものです。
デイサービスや配食サービスも、自分にあった自由なサービスを探したい、子どもたちも元気に育ってほしい。
山坂の多い青葉には、お出かけサービスは絶対必要です。高齢者特別乗車証があってもバス停にたどり着けなければバスにも乗れません。
そんな「個」を出発点としたサービスが、まちのあちこちで生まれています。小さな市民事業やプロジェクトがネットワークすることや、すぐれたアイデアをシステムとや制度として根付かせることがとても重要になります。
社会的な人間関係を結び見守り助け合う関係は地域で生まれます。ソーシャルサービスとして「何が必要か」「何をする」といった問いへの答えはそこにあるのだと思います。これをベースに、国や自治体や民間のサービスが重なっていく。行政には、これらのサービスの調整役としての機能が求められます。
生活に本当に必要なものを、市民も供給主体となって、環境や福祉、医療、教育、文化を重視しながら、新しい経済、社会をつくっていくことで、持続可能な地域づくりにつながるのではないでしょうか。私も実践します。