新会派「神奈川ネットワーク運動」結成の意志表明

 12月10日付けで「青少年保護育成条例の見直し・強化」に関してネット横浜市議団の見解が報道されました。そこで、石上市議団長の発言として、条例強化に対するNETの見解との相違とともに、中田市政の支持会派である与党としての立場が強調されました。
私は、中田市長が県知事にあてて要望された「青少年保護育成条例」の見直し強化については、市民的自由を尊重しながら社会の安全をつくっていくこととは逆行する提案と捉えています。また、市議団としての事実上の「与党宣言」とも受け取られる報道は、市民からの信頼を失墜させるものと考えます。議会は常に首長・行政のチェック機能、牽制力として機能すべきものであり、市長の提案に対しては是々非々で 判断することが、市民から課されている役割と捉えています。NETは、その視点から、ローカルパーティとして市民政治の確立を目ざしてきたと考えます。 しかし、今回の報道により、多くの市民から、市議団の政治姿勢が問われているという共通の認識を持つ事はできませんでした。
私は、NETから出された「青少年保護育成条例の見直し・強化に反対する」見解は、これまで、ネット青葉の 「市民の政治」、「市民が自治するまちづく り」に共感し、支持をいただいた大ぜいの皆さんから支持されるものであると考えています。市議団として、この見解と相違点があるということについては同意することができません。
以上の点から、私は、現ネット・横浜市議団と同一会派で活動することは困難であると判断いたしました。神奈川ネットワーク運動の政策・理念を基本姿勢とする私は、新たに、横浜市議会に、新会派「神奈川 ネットワーク運動」を結成し、あらためて、「参加型政治」「生活者政治」を基本に、議会活動に取り組みます。