山下ふ頭のテントの中で考えた「食糧自給率39%という現実」

15203315_1056383721154736_7198308045221947560_n大河原まさこさんの湧く湧くカフェの企画「大人の社会見学」で山下ふ頭へ。
加工用の輸入食品の保管・管理状況や、残留農薬や遺伝子組換え食品の問題について、奥村芳明さん(港湾労働組合執行委員長)のお話をうかがいました。
前日には「TPPは消えた」という自民党国会議員の発言も報道されていましたが、奥村さんのお話は「TPPがどうであれ、日本の食糧自給率39%という現実に目を向けなければ!」でスタート。
屋外に設置されたグリーンのテントには、中国、ベトナムなどから輸入されたミニきゅうり(ピクルス)、葉唐辛子、大根、ザーサイ、なす、菜の花などが、ポリタンクや木箱、段ボールに入れられて積み上げられています。場所がらか、杏仁豆腐やおこげもあるそう。これらが市場価格の約30分の1程度で買い付けらているとのことです。15109423_1056383664488075_2510121841322992443_n-1
今日は雪まじりの凍えるような日だったけど、夏の暑い時期もこんな感じで保存されて数ヶ月〜数年?置いても腐らないという食品。(酸っぱい臭いしてたような。)これらが各地に運ばれ、加工されて「名産品」に姿を変えて流通していくそう。コンビニにも並んでる。中華街にも。
驚くべきは輸入食料の検査体制。事前に届出書を提出してクリアできるシステムで現物検査の実施率は2,6%、全国で3000人必要とされる食品衛生監視員は408人しかいないとのこと。
消費者が安価な食品を求める結果、国内でもしばしば食品偽装事件が起こっていますが、輸入食品が氾濫する中で、O-157やBSE、中国のギョーザ事件、上海の鶏肉事件も発生している、その教訓は生かされていないと奥村さんの厳しい指摘。
翻って、自給率39%の日本で、消費者の側の運動の力が問われていることをあらためて感じています。輸入食品の実態に無関心のままではダメだし、「食」に求めるものを明確にして、選んで食べる、生産者と手を携えて食の安全を作っていく、そう思う人を増やしていく。(生活クラブの運動に重なるのですが)やっぱりそういうことが大事なんだよねと確認できた一日でした。
「あの野ざらしのドラム缶は視たほうがいい」と言われていた伝説のフィールドワーク。実際、視てよかった。さすがに現在はビニールテントの中にきゅうりや大根を“納めた“という感じでしたが、すぐそばに「ここはゴミ捨て場ではありません」というなんともシュールな看板もあり、変わらない現状を視ました。 そして思います。「視たほうがいい」と。
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