テンミリオンハウス事業は、武蔵野市が独自に取組む事業で、空き家などを活用し高齢者や乳幼児向けのサービス、世代間交流事業などを提供しています。年間1,000万円(テンミリオン)を上限とした市の補助を得て地域住民が運営しており、各施設ごとに特色ある事業が展開されているようです。
99年に第1号のテンミリオンハウスが誕生、現在は市内に8つのテンミリオンハウスがあります。今日は、そのうち「そ〜らの家」と「花時計」を見学させて頂きました。
高齢者のミニデイサービスを提供されている「そ〜らの家」は、年間約4000人の利用があり、多くのボランティアに支えられています。住宅街の一角にある「花時計」は高齢者(ミニデイ事業)と乳幼児(ひろば事業)合わせて年間約460人の利用登録があるそうです。今日は、「うたの日」でフロアはいっぱい、賑やかなランチタイムをご一緒させていただきました。
武蔵野市は、テンミリオンハウス事業を、介護保険制度の限界を乗り越える市の一般施策として位置づけているようですが、介護保険の認定を受けている人もそうでない人も、特に線引きすることなく利用されています。ケアする側もボラタリーに関わる方が多く、安否確認、見守り事業として、また、要援護者対策の一助となる事業となっています。
今日は、地域で多世代が集えるサロンの開設をめざすプロジェクトメンバーとの視察でした。ぜひ、青葉区でも共助のしくみづくりを進めていきたいと思います。