「将来にわたるあんしん施策」の学習会を開催しました

ライフステージを繋ぐ個別支援計画が必要

13日、「将来にわたるあんしん施策」の学習会を開催しました。
将来にわたるあんしん施策は、1973年に創設された在宅心身障害者手当を廃止し、その財源を使って進められるあらたな取組みです。後見的支援の推進、医療的ケアの拠点づくり、移動を支える取組みなど、障がい者、家族、支援団体等との意見交換やプロジェクトでの検討を経て今年度から段階的に実施されています。

例えば、今年度は市内4区で、あんしんキーパーやあんしんサポーター、あんしんマネジャーを置く後見的支援推進事業が始まっています。障がい者と日頃から接している施設の職員や地域の人たちが、本人の変化に気付いて福祉専門職につなぎトラブルを未然に防ぐといったしくみです。現在、登録者は30人に留まっていますが、すでに施設で十分なケアが行われているから必要ないという声もあるようです。

あんしん施策は親なき後も安心して地域生活が送れる仕組みの構築が柱となっていますが、小さい頃からの一人ひとりの支援のコーディネートとライフステージを繋ぐ個別支援計画こそが必要なのではないでしょうか。一人ひとりに寄り添い積み上げられた記録が将来にわたる安心につながると思います。
若いママたちからは、療育センターと保育所、学校との連携が十分でないとの意見も多く聞かれます。また、身近な区でのサポートをを望む声もありました。市の単独予算でやれることには限界がありますが、区や局が横断的に取り組むことで課題の解決が少しでも進むように今後も提案をしていきたいと思います。