みんなのいえの日常その9

子どもの健康と食

ピッピ保育園主催の食育講座が開かれ、保育園の給食を作っているピッピキッチンのスタッフとして私も参加しました。講師は、小児科医歴25年。アレルギ−性疾患児の治療に取り組まれている相澤扶美子先生です。先生は、食事療法を中心に薬に頼らない治療をされています。

食生活の変化とともに、アレルギーの子どもや子どもの生活習慣病が増えていることが伝えられています。WHOは2000年以降に生まれた子どもの40%が将来糖尿病になる恐れがあると勧告しているそうです。
朝ご飯にシリアルを食べ、食事の際に牛乳やジュースを飲む、そして、子どもたちが喜ぶおかずのNO1が焼き肉・ステーキという時代。私はまだ「何かヘンじゃないか?」という感覚がある世代ですが、子どもの頃には「大きいことはいい事だ!」のコピーを聞いて育ちました。隣にすわっていたTさんは、「タンパク質が足りないよ」というCMも覚えてるようでした。

野菜中心で油脂や糖分を押さえたシンプルな米飯給食が一番だと思いますが、今でも学校給食は「6つの基礎食品群」が目安となっているし、献立としては不思議な組み合わせもあります。私が小学校の試食会でいただいたのは…スパゲティーミートソースにドッグパン、フルーツ、牛乳、サラダもあったかな。先生に、パンにスパゲティをはさんで食べる事を勧められて戸惑った記憶があります。

小児科医として、また、母としてアレルギー症状に付き合い、子どもの成長と食事の影響を追いかけてこられた先生のお話をうかがって、お米を食べることの大切さをあらためて実感しました。大のごはん党の私は特に納得。

今日は先生のレシピで「もちもち大根」(大根おろしと白玉粉、ニラを混ぜてホットプレートで焼きます)を皆さんに試食いただきました。