確かにルールを守らない方もいるでしょう。高齢者の方の「分別ルールが難しくて」という声も聞きます。どのレベルの違反に対して罰則を適用するのか、また、違反者の特定はどのように行なうのか、おそらく、それらの判断は難しいはずです。また、「一生懸命ごみ分別している人」の協力に応えるとして、罰則を設けてまで分別を徹底させるのならば、横浜市にも分別されたごみのリサイクルの履行確認を行う責任が生じます。分別することに意義があるのではなく、ゴミの資源化、減量化のための分別なのですから。
私は、このリサイクルの履行確認については、家庭系ごみ、事業系ごみのどちらも十分に実施されていないことを再三にわたり議会で問題提起していますが、資源循環局からは明確な答弁をいただけていません。
ごみの問題は、どうしてこう「出口」ばかりが厳しくなるのでしょうか。3Rの推進と言われながらも「発生抑制」のための施策は一向に示されません。拡大生産者責任を問う容器包装リサイクル法の見直しはいつになったら進むのでしょうか。横浜市はG30の成果アピール一色。
とにかく、分別しないと罰則という流れには慎重な対応を求めていきます。