軍事優先の安全保障政策に抗議

 米軍再編計画の中間報告が出されましたが、その内容は、市民や自治体の声を無視した内容と言わざるを得ません。日米同盟の強化や自衛隊の役割りの拡大をすすめることは、アジア諸国との関係悪化にもつながるものです。
神奈川ネットワーク運動は、この計画に対して、強く抗議します。県内各地域からの抗議文を添えて、政府に申し入れを行うとともに、2日、関内駅前で街頭アピールを行ないました。 神奈川を舞台に米軍のトランスフォーメーションが進められ、米国政府の決定を受け、横須賀基地には原子力空母の配備が決まりました。米国の戦略に組み込まれ、市民生活の安全保障がなえがしろにされています。
私たちは、横浜市にある米軍施設の返還にむけても、県内自治体の連携と協議が不可欠と訴えてきました。昨年、池子米軍住宅の追加建設を容易に受け入れてしまったことが、今まさに、問われていることを重く受け止めます。
21世紀を迎え、ようやく、国際平和に向けて、テロの根源である貧困を根絶しようという潮流も確実に広がリを見せているこの時に、私たちが、まずはアジアの人々との連携を深め、人間の安全保障を構築しなければなりません。
外交政策や安全保障政策における失政は、その政府を選んだ私たちの責任でもあります。